理系脳で紐解く日本の古代史

既存の古代史に挑戦!技術と交通インフラを軸に紀元前2世紀頃から6世紀頃までの古代史を再考する!

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

41 脊梁山脈と細分化した空間

<脊梁山脈> 魔法の絨毯に乗って移動? 筆者は声を大にして言いたい! 3、4世紀頃までの自然の姿を考慮しない古代史は、すべて真の古代史ではないと……。 研究者が提示する多くの古代史は、当時の自然の姿に無頓着か、それにはあえて目をつむっているよう…

40 日本海側の潟湖

<菜の花> 第38回ブログで言及した潟湖について、もう少し掘り下げてみます。 潟湖は砂州によって外海との出口をふさがれた湾のことで、海跡湖またはラグーンとも呼ばれます。 交通の要衝地であった潟湖の周辺は、比較的広い平野が形成されているため、古く…

39 古代日本の気象と縄文海進

紀元前2世紀頃から6世紀頃までの古代を俯瞰する場合、縄文時代からの気象と、その気象がもたらした影響を頭に入れておく必要があります。 現代人の私たちが目にする風景(地形)と明治時代より前の風景(地形)は別物です。 ましてや6、7世紀より前の地…