理系脳で紐解く日本の古代史

既存の古代史に挑戦!技術と交通インフラを軸に紀元前後から6世紀頃までの古代史を再考する!

35 テレビ番組でのたったひと言にがっかり! 

f:id:SHIGEKISAITO:20200111090632j:plain <水仙>

 NHK・BSプレミアムの人気テレビ番組「英雄たちの選択」を見ていて、少々気になったことを記します。
 放映されたのは昨年4月24日で、タイトルは『追跡! 土偶を愛した弥生人たち』でした。

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34 独立発達か伝播か

f:id:SHIGEKISAITO:20200105120202j:plain <福寿草>

 日本の古代史を論考する場合、「伝播の力」を軽視すると大怪我をします。統治や征服などの政治的手段によらなくても、たとえ人が移住しなくても、細々とした交通路や粗末な交通手段さえあれば、チャレンジャーたちの旺盛な好奇心によって文化・宗教・技術は伝播しました。当然、モノも移動しました。

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33 暦の伝来

f:id:SHIGEKISAITO:20190906155448j:plain <初日の出>
 令和2年を迎えました。年始にちなんで暦について書いてみようと思い、正月早々いろいろと調べてみました。
 古墳時代の初め頃の日本には「暦」といえるようなものはなく、四季の変化を感じ、春になれば種をまき秋になれば収穫する、また月のめぐりを数えておよその季節を知るというような素朴な生活を送っていたと思われます。
 日本人が時間の流れを定量的に把握したり、それを表現できる「暦」の存在を知ったのはいつ頃からでしょうか。

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31 鉄の痕跡を訪ね、秘湯に浸る「奥出雲・雲南の旅」

f:id:SHIGEKISAITO:20190820145651j:plain    < 亀嵩の朝(島根県仁多郡奥出雲)>

 

 鉄がらみの論考が続いたので、ついでに1年前の旅について触れることにします。
 昨年(平成30年)の秋、10月に、奥出雲・雲南一帯(安来の奥に位置する亀嵩から三瓶山の山麓付近まで)をドライブしました。
 筆者は、「全国一宮めぐり」で全都府県の津々浦々に足を運んだので、未踏の空白地がほとんどなくなってしまいました。出雲地方も3回ほど訪ね、名所旧跡のほぼすべてに足を運んでいます。しかしその中で、交通不便の地である奥出雲一円だけが残っていたのです。
 奥出雲といえば、たたら製鉄……。

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