理系脳で紐解く日本の古代史

既存の古代史に挑戦!技術と交通インフラを軸に紀元前2世紀頃から6世紀頃までの古代史を再考する!

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

23 集住化・集権化の要件

<コスモス> 前回、ムラやクニが、国になり中央集権国家へと態様を変えながら集約していくプロセスと集住・集権規模に言及しました。ムラから始まり、次々と段階を踏んでいくための要件を考えてみましょう。 水辺の地⇒ 交通インフラの整備⇒ 専門特化層の充実 …

22 ムラ・クニ・国(地域国家)・中央集権国家

<彼岸花> 倭国という表現 当然ながら、古代の日本列島には「日本」と称した国はありませんでした。にもかかわらず万世一系の思想のように、紀元前から一貫して今のような枠組みがあったかのような古代史も存在します。しかしそれは意図的に設定された枠組み…

21 縄文晩期の人口激減をY染色体解析で裏づけ

本年(2019年)6月17日、英国科学誌『Scientific Reports』に、「Analysis of whole Y-chromosome sequences reveals the Japanese population history in the Jomon period」のタイトルで「現代人のY染色体解析によって縄文期の人口減を裏付けた」とする…