2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
歴史人口学を専門とする鬼頭宏氏の著書に、日本の人口の変化を詳しく綴った論考があります。縄文から弥生時代にかけての人口推計は小山修三氏の研究がベースになっているようです。今回はこれをもとに、古代の日本列島の姿をイメージしてみたいと思います。
ブログがだいぶ進んできましたが、今後の論考において、たびたび登場するであろう古代天皇の表記と想定される在位について述べておきます。研究者による様々な考え方がありますが、当ブログを読んでいただく際の混乱を避けるために、筆者の考え方を明確にし…
<伊勢神宮内宮> 日本列島の広域を「急速に」支配することは不可能 『記・紀』を忠実になぞってみれば、ヤマト王権による列島支配はきわめて順調に進んだように思えます。 崇神の頃(3世紀末か)には、四道将軍派遣により、北は関東から東北南部まで、西は岡…