当ブログは、筆者の関心事の備忘録でもあります。したがって、その都度思いついたことを徒然なるままに綴っていきます。
まずは、最も古い歴史書と言われる『古事記』『日本書紀』に向き合う、筆者のスタンスを述べることにします。
『古事記』は712年、『日本書紀』は720年に編纂されたと言われています。
一般的には、古事記の「記」と日本書紀の「紀」を併せて、『記紀』と記すことが多いですね。しかしその記述内容や編纂の目的はかなり異なっているので、筆者は『記・紀』と記すことにしています。つまらないこだわりかもしれませんが……。
古代史をテーマとする研究者は、学界・在野を問わず『記・紀』くらいは熟読しておくべきでしょう。『記・紀』も読まずに古代史を語る考古学研究者もいるようですが、これは最低限の必要条件です。
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