理系脳で紐解く日本の古代史

既存の古代史に挑戦!技術と交通インフラを軸に紀元前2世紀頃から6世紀頃までの古代史を再考する!

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

72 倭国大乱の実像

「倭国大乱」はどの程度の規模だったのだろうか。これについては諸説あり、見解が分かれています。 九州の吉野ヶ里遺跡をはじめ複数の弥生遺跡からは、矢じりが刺さったままの人骨や首から上が無い人骨の入った甕棺が発掘されており、山陰の青谷上寺地遺跡で…

71 古代シナ人の世界観

前回、邪馬台国の所在地の謎を解明するには、『魏志倭人伝』が書かれた当時のシナの地理観・世界観・天下観を確認してみる必要性に触れました。 筆者は、邪馬台国の所在地を検討する場合は、これから述べる内容を一丁目一番地として、すべての研究者が共有す…

70 邪馬台国はどこにあったのか?

<佐賀平野を吉野ヶ里遺跡へ向かう(前方は脊振山地)> 令和3年になりました。 初夢というわけでもないですが、正月にふさわしく、「楽しい?」テーマを取り上げてみようと思います。 筆者は、日本の古代史を俯瞰する際、邪馬台国の所在地はもちろんのこと…