第27回ブログの「実験航海」で触れたように、約3万年前の旧石器人が日本列島にやってきた渡航手段は丸木舟だった可能性が出てきました。この実験航海の成功もあって、古代史愛好家の間で、「古代の舟」に対する関心が非常に高まっているようです。
交通インフラ・交通手段に関心が集まることは嬉しい限りです。
一般に、海や河川の上を進む「ふね」は、「船」または「舟」と書かれます。
当ブログでは、乗員が10人以下の「ふね」に対しては「舟」を、準構造船や構造船などの大きな「ふね」に対しては「船」の字を当てることにしています。
まず今回は、紀元前から3世紀頃までの「舟」について考えてみます。